2013年12月03日

宮城・栗駒のスギから生まれたストーリー【第五回】

佐藤さんと大場さん、
二人の熱い男たちの挑戦が始まりました。
しかし現実は簡単ではなく、大きな壁に直面します。

まずは技能。栗駒木材は製材所であり、
家具製作の経験がありません。
そのため家具作りを一から覚えなければ
いけませんでした。森林の伐採から製材、
家具の製作までを一ヶ所で行うことは、
高度な分業制が進んだ日本では稀なのです。

次の課題は木材。
一般的に家具はブナやサクラ、ナラなど
木質の堅い広葉樹が使われます。
ところが栗駒の木はスギなどの針葉樹。

軟らかい材質のスギ材を家具に使う場合、
強く圧縮をかけるのが普通です。
無垢材をそのまま使うケースは
ほぼ前例がありませんでした。

この二つの壁にぶつかった佐藤さんは、
デザイナーの榎本文夫さんと出会います。
榎本さんは10年ほど前から、環境問題に
貢献することを目的に、日本中どこにでもある
スギのような柔らかい針葉樹を家具に使用する
ことを研究してきた方です。

接合部を三層で貼り合わせることで、
スギ材に家具としての強度を持たせる
新しい工法を考案した榎本さんのデザインと、
佐藤さんや大場さんの熱い想いが結び付き、
試作・検査・修正を約1年半繰り返しながら、
KURIKOMAの家具が完成します。

栗駒のスギ材で作られた美しいイスは、
2012年グッドデザイン・ものづくりデザイン賞を受賞しました。

_MG_0513.jpg
_MG_0503.jpg

このイスを持った瞬間、その軽さに驚かされます。
さらにスギ材の軟らかさが、何ともいえない
座り心地で包んでくれます。

エコメディアサロンにも展示してありますので、
お立ち寄りの際は、ぜひ体感なさってみてください。

posted by カワセケンジ at 17:53| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月30日

宮城・栗駒のスギから生まれたストーリー【第四回】

このお話、ずいぶん間が空いてしまいましたね(汗)
すみません!第一回から再読いただければ幸いです。

さて、今回は株式会社ワイス・ワイスの佐藤岳利さんのお話です。
_MG_0412.jpg

オルタナ復興支援バスミッションから
東京に戻った佐藤さん。
「これから被災地が復興していくためには、
必ずビジネスと雇用が必要になってくる」
くりこま高原自然学校の佐々木さんの一言が、
彼の頭から離れませんでした。

ワイス・ワイスは2009年に国産材と
フェアウッドの活用を掲げた
グリーン・プロジェクトをスタートしていました。
日本の森と人がつながり丁寧に作られた家具、
次世代まで長く使える「100年家具」を掲げる
佐藤さんが、栗駒の木材を家具に使えないかと
考えたのは自然なことでした。

佐々木さんにその想いを打ち明けたところ、
彼が白羽の矢を立てたのが栗駒木材の大場さんでした。
大場さんと佐藤さんは、すぐに意気投合します。
_MG_0409.jpg

「従業員を守るため、一人でも仕事を作って救ってほしい」
大場さんのこの言葉に感動し、佐藤さんは栗駒の木材を
使い、栗駒で家具を作ろうと決意します。

posted by カワセケンジ at 17:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月07日

やってきました!企業と環境展 2013

みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)
ってご存知ですか?

mecc最大のイベント「企業と環境展 2013」が、
明日から3日間、六本木ヒルズにて開催されます。
http://mecc-minato.net/4145

初日のオープニングセッションの中で、
私も20分ほどお話させていただきます。
お時間のある方は、ぜひお立ち寄りください。

というわけで、
これから資料の準備に入ります(笑)

―――――――――――――――――――――――
11月8日(金)

14時15分〜15時00分
オープニングトーク
甲斐 徹郎氏による基調講演 
「まちなか緑化について」

15時15分〜16時15分
会員事業者環境連携事例紹介
株式会社 文祥堂
カワセ印刷 株式会社
株式会社 東京放送ホールディングス

16時30分〜17時30分
環境事例プレスリリース書き方講座
株式会社 博報堂
―――――――――――――――――――――――
posted by カワセケンジ at 18:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。