2013年03月16日

CSRに関する違和感の正体

2009年にエコ メディア ラボを立ち上げて以降、企業の環境・CSRコミュニケーションをお手伝いしてまいりました。しかしここ数か月、私はCSR業界(表現が微妙ですが…)と少し距離を置くようになりました。CSR(=企業の社会的責任)について議論されている内容に、違和感を覚え始めたからです。それは決してCSRを否定するものではなく、私自身が企業経営者であるが故の違和感です。

・当社の新製品はCSRか否か?あるいはCSVか?
・当社のCSR活動は社会貢献か?本業か?
これらに白黒をつけていくうちに、

・競合他社はこんな活動をしているから、ウチもやろう。
みたいな横並びな議論になっていきます。あるいは、

・社内から理解が得られず、浸透していかない。
・被災地支援の費用対効果を、上司に報告しなければいけない。

「〜すべき」「〜できない」「〜しなければいけない」
・・・う〜ん、まさに文字通り「責任」ですね。
そして「責任」はやがて「認証制度」へと発展していきます。

企業経営者が違和感を覚えるのは当たり前で、議論が細部に入り込んでしまい、企業の社会的責任が「成長」とリンクしていないのです。「成長」はもちろん、収益性の向上や社員のスキルアップを指します。「社会からどう見られるか?」大企業ともなれば立場が異なりますが、中小企業の経営者からすればどんな活動も収益性につながらなければ継続できません。社長が「やるぞ!」と旗を振っても「成長」に寄与しなければ、専門部署がない以上、日々の仕事が増える社員は決して納得しません。

私が抱えていたそんなジレンマに見事に答えを出してくれたのは、石塚しのぶ先生の新刊「未来企業は共に夢を見る〜コア・バリュー経営〜」(東京図書出版)です。
http://www.dyna-search.com/jp/writing/book
※このサイトに私の感想をご紹介いただきましたので、よろしければご覧ください。

この本に書かれている未来企業やその成長について、次回お話しましょう。
posted by カワセケンジ at 15:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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