2013年02月17日

景気について思うこと

「今年はアベノミクスで景気が上向くことに期待したいですね」といった話を耳にする度に、私は少しだけ違和感を覚えます。もちろん国内産業の中小企業経営者である私にとって、円高に一喜一憂するほどの影響がないことも事実ですが。

日本がかつての国力を取り戻し国民全体が幸せになるならば、景気が良いに越したことはありません。しかし誤解を恐れずに言えば、私は景気が良いと困った面もあると思っています。手っ取り早く金儲けをしようとする人たちが現れ、そこそこ成功してしまったりします。今思うと、一部を除く〇〇〇族もそうでしたね。

長期的にみれば偽物は必ず淘汰されますし、本物は景気に関係なく事業を伸ばします。しかし景気が良くなると本物が埋もれてしまうというか、偽物と見分けがつかない世の中になってしまいがちなのです。

いずれにせよ、中小企業の業績が環境によって左右される面がないとは言いませんが、自分に何が起こるかよりも、自分がどうしたいかのほうが重要だと思うのです。

昨年立ち上げた「社会を支える百年企業ネットワーク」には素晴らしい経営者の方々が集い、毎月勉強会を開催しています。この厳しい環境下にも関わらず、明るく楽しい雰囲気に毎回驚かされます。

なぜ、彼らは明るいのか?各社とも業績が好調であることは事実ですが、単なる楽観主義者ではありません。私から見て、百年企業ネットワークの経営者にはいくつかの共通点があります。

・業績だけでなく、事業の長期的な目的に執着する。
・利益だけでなく、社会に役立つことに注力する。
・成功だけでなく、従業員の満足度を重要視する。

学生時代はともかく、自分が社会に出て働き始めた頃には既にバブル経済が終焉を迎えつつあり、その恩恵を受けなかった世代へと、経営のバトンが渡り始めています。彼らの特徴は、そもそも景気は常に悪いものだという前提で企業を経営している点です。若い人ほど、その意識はさらに強くなっているでしょう。

したがって景気や環境に関係なく、彼らは自分たちがどうあるべきか?そのために何を創造し実行すべきかを考えています。好景気が背中を押すことで、計画が予想よりも前倒しに進むことはあるかもしれません。しかし、どうやったら自分たちが今以上に強くなれるのかという本質的な課題において、景気はあまり関係ないのです。

印刷業についても、同じことがいえます。今後印刷物が減っていくからといって、業績が悪くても仕方がないという理屈はありません。今年から弊社が目指しているのは「キセキの印刷会社」です。自分たちがどういった姿になったらキセキなのか、そこから社員と一緒に話し合っている最中です。

皆さまからお叱りを受けることもあり、その道のりが遠いことも事実ですが、私たちは「キセキの印刷会社」を目指して頑張ります!
posted by カワセケンジ at 21:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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